創立40周年記念出版(発売中)
「抵抗の群像」第一集
(定価1500円)
この本は20代という若さで平和と人間の尊厳をかけてたたかってきた青年の群像の記録である。
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中 央 本 部
chian@plum.plala.or.jp
和歌山県本部
doumeiwakayama@yahoo.co.jp
蟹工船
9月15日、治安維持法国家賠償要求同盟和歌山県本部の学習会があった。
柳河瀬講師の話のなかに小林多喜二『蟹工船』白樺文庫の紹介があった。
早速、自宅のVISTAによって検索した。『大学生のための60分 蟹工船』が出てきた。マンガと解説が丁寧に出てきた。家中で紹介したが、500円の漫画本を買ってくる羽目となった。ブームとは恐ろしいものである。
治安維持法と蟹工船の関係を検証してみたい。・・・・・・幸
映画「靖国」 東京・渋谷で封切り
すぐに満席も混乱なし
憲法記念日の3日、右翼団体の抗議などで上映中止が相次いだドキュメンタリー映画「靖国 YASUKUNI」=李纓(りいん)監督=が、東京都渋谷区の映画館で全国に先駆けて封切られた。物々しい警備の中、会場は大きな混乱もないまま、すぐに満席となり、関心の高さをうかがわせた。各地では護憲、改憲派の集会も開かれ、憲法で保障される「表現の自由」や「平和」を考える一日となった。
渋谷区の映画館「渋谷シネ・アミューズ」では、警察車両を館正面に横付けし、警察官らが出入り口や館内で目を光らせる中、早朝から100人近い人が並んだ。8回の上映で約850人が鑑賞した。
詰めかけた報道陣に「(中国側に)偏った報道が多い」と批判する客もいたが、映画の内容には肯定的な声が目立った。戦死した友人2人をまつる靖国神社に毎年参拝している神奈川県相模原市、無職、安住重則さん(74)は「映画はいろんな立場の人の声をバランスよく盛り込んでいた。上映を中止にする必要はなかった」と話した。
靖国神社が映画制作会社に映像の削除や訂正を要求しているが、映画は今後予定通り全国各地で上映され、上映を希望する映画館も増えているという。
2008年5月4日10時18分配信 毎日新聞
イラク派兵 違憲判断
空自活動 「9条に違反 米兵空輸は武力行使」
名古屋高裁
愛知県などの住民ら千百二十二人が自衛隊のイラク派兵は違憲だとして差し止めを求めた「自衛隊イラク派兵差止訴訟」(原告・池住義憲氏ほか)の控訴審判決が十七日、名古屋高裁であり、青山邦夫裁判長(退官のため高田健一裁判長が代読)は、米兵などを輸送する「航空自衛隊の空輸活動は憲法違反」「平和的生存権は、憲法上の法的権利」と認める画期的な判決を出しました。同様の訴訟は全国で起こされていますが、違憲判断は初めて。派兵差し止めと慰謝料請求の訴えは棄却しました。国側は勝訴のため上告できず、違憲判決は確定する見通し。
判決は、「現在のイラクでは、国際的な武力紛争が行われている」と明言し、現在行われている航空自衛隊の武装兵員空輸活動は、「他国による武力行使と一体化した行動」と指摘。「武力行使を禁止したイラク特措法二条二項、活動地域を非戦闘地域に限定した同条三項に違反し、かつ憲法九条一項に違反する活動を含んでいることが認められる」としました。
また、憲法前文に盛り込まれている平和的生存権は「憲法上の法的な権利と認められるべきだ」として、「九条に違反する戦争の遂行等への加担・協力を強制されるような場合には、裁判所に救済を求めることができる」と明言しました。
一方、違憲確認の請求は「確認の利益を欠く」として棄却。差し止め請求も退け、損害賠償請求も認めませんでしたが、「控訴人らは、それぞれの重い人生や経験等に裏打ちされた強い平和への信念や信条を有している」「そこに込められた切実な思いには、平和憲法下の日本国民として共感すべき部分が多く含まれている」と原告の訴えを評価しました。
原告らは、二〇〇四年から七次にわたり三千人を超す住民が集団提訴。〇六年、名古屋地裁が原告の訴えを全面棄却したためこれを不服として控訴していました。
原告弁護団によると、九条違反を認めたのは一九七三年の札幌地裁の長沼ナイキ基地訴訟判決以来三十五年ぶり。高裁では初といいます。
画期的な判決
訴訟の会・弁護団
「自衛隊イラク派兵差止訴訟の会」と同弁護団は判決後、連名で「声明」を発表しました。
「声明」は、イラク派兵を「違憲」と認めた同判決を「日本国憲法の根本原理である平和主義の意味を正確にとらえ、それを政府の行為に適用したもので、憲政史上最も優れた、画期的な判決である」と評価。その上で、声明は「日本政府がこの判決に従い、直ちにイラクからの自衛隊の撤退を行うことを強く求める」と主張しています。同時に「判決を力に、自衛隊のイラクからの撤退を求める新たな行動を開始する」と決意を表明しています。
自衛隊イラク派兵差し止め訴訟 札幌、仙台、宇都宮、東京、甲府、静岡、名古屋、京都、大阪、岡山、熊本の各地裁で提訴。原告は計五千七百人に上り、弁護団は八百人を超えます。最初の判決は二○○五年五月の東京地裁で、憲法判断に踏み込まないまま、違憲確認の訴えを却下しました。
憲法第九条第一項 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2008年4月18日(金)「しんぶん赤旗」
「靖国」広島 京都でも上映へ
東京と大阪の映画館で相次いで上映中止になった、靖国神社をテーマにしたドキュメンタリー映画「靖国YASUKUNI」は、大阪の1つの映画館に続いて、広島と京都でも上映されることになりました。
NHK 2008年4月4日 7時24分
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