こどもと教科書全国ネット21によれば、戦後の補償裁判は、59件です。年々世界中から、その要求が増加しています。治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟をはじめとする侵略戦争反対のために犠牲になった国家賠償要求のとりくみは国内外に大きなうねりを生んでいます。
他方、侵略戦争容認、美化を広げようとする勢力は、靖国神社参拝を、心のよりどころにしています。さらに次の世代のこどもたちに、侵略戦争の侵略のことばを進出と書き換えさせるなど、教科書の国定化を強行していきつつあります。
日本の国は、数十年間は曲がりなりにも平和でありました。しかし、それまでの数十年は、戦争、また戦争の連続でした。そのいずれもの戦争がつくられた戦争でありました。
国賠同盟和歌山東支部新聞「不屈」では、紙面の一部に、靖国神社問題、教科書問題、戦争を考える、満蒙開拓青少年義勇軍などを連載していきたいと考えています。 (H・K)